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台東支所 [ 靴・はきもの ]

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靴の製法と特徴

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靴の製法には大きく分けて手製と機械製があるが、現在ではほとんどが機械製靴である。

靴の製法

革靴の製法はJIS S 5050によれば次のように分類される。

グッドイヤウエルト式製法(Goodyear Welt Process)

中底に作ったリブに、靴型に釣り込んだ甲部周辺とウエルトをすくい縫機で縫い付ける。次に、表底をつけて、ウエルトと表底周辺とをロックステッチ縫で縫合せにする製法。

シルウエルト式製法(Silhouwelt Process)

中底に作ったリブに、靴型に釣り込んだ甲部周辺とウエルトとをすくい縫機で縫い付け、次に、表底の周辺部とウエルトに接着剤で接合する製法。

ステッチダウン式製法(Stitch-down Process)

甲部周辺を靴型の底面に外側に釣り込み、甲部周辺と底周辺部とを出縫機でロックステッチ縫にする製法。

マッケイ式製法(Mckay Process)

釣り込んだ甲部に表底を仮張りした後に靴型を抜き、中底部で甲部と表底とを底縫機でロックステッチ縫いにする製法。

セメント式製法(Cement Process)

甲部周辺を靴型につけた中底に釣り込んだ後、甲部周辺と表底周辺に接着剤を塗布し、圧着機で底付けをする製法。

カリフォルニア式製法(California Process)

甲革周辺と中底周辺とプラットフォーム巻革を縫い合わせ、靴型を挿入し、プラットフォーム巻革を巻きつけて釣り込み、このプラットフォーム巻革に接着剤を塗布し、圧着機で底付けをする製法。

直接加硫圧着式製法(Direct Vulcanizing Process)

甲部周辺を靴型につけた中底に釣り込んだ後、加硫圧着機に装着し、未加硫ゴムを挿入し、加熱加圧成型しながら底部を成形する製法。

射出成型式製法(Injection Moulding Process)

甲部周辺を中底に釣り込んだ後、射出成形機に装着し、未加硫ゴムまたは合成樹脂を金型中に射出し、底部を成形する製法。