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H1
研究の概要
コンテンツ
テーマ
靴用材料の性状調査-甲材料と裏材料-
計画
平成28~30年度
目的
現在、靴の甲材料と裏材料には様々な素材が使われている。かつては、天然皮革が靴材料の主流であったが、生産コスト削減の傾向や合成素材の進化も相まって、天然皮革以外の素材で作られた靴材料が増えて、依頼試験や技術相談として台東支所に持ち込まれる件数が多くなっている。このようなことから、天然皮革を含めた各種の甲材料及び裏材料の性状データを台東支所として把握する必要がある。
天然皮革及び合成素材の様々な甲材料及び裏材料の性状を測定し、靴材料としての特性を把握する。また、天然皮革と他の素材との性状の違いを解析し明らかにすることで、靴・はきもの関連業界の産業振興や都民サービス向上に繋げる。
内容
天然皮革、合成素材、布などの甲材料及び裏材料を収集し、それらの性状(物理的強度、通気性、吸湿放湿性、熱伝導性、保温性、変形性等)を調べ、靴用材料としての特性を比較検討する。
平成28年度:各種甲材料の性状を調査した。
平成29年度:各種裏材料の性状を調査する。
効果
様々な素材で作られた甲材料及び裏材料の性状を把握することは、より適切な靴材料選択につながり、靴の履き心地や機能性の向上が期待される。