【全・日】本所サブタイトル
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テーマ 脱灰・ベーチングにおける環境負荷低減技術の確立
計画 令和7~9年度
目的   近年の持続可能な開発目標(SDGs)に対する取組みもあり、皮革産業においても省資源化や脱炭素化は避けて通れない課題である。その中でも水資源が豊富な日本は、海外と比較して水の使用量が数倍との試算もあり、また工業用水道の廃止による水道料金の高騰が企業経営を圧迫していることから、その削減は重要な課題である。 一方、豚皮は国内で自給できることもあり、輸送に伴うCO2の発生量は他の畜種と比較すると少なくて済む。また、塩蔵処理が不要であることから、製造工程における水の使用量を削減することができる。これらの利点を踏まえつつ都内皮革関連企業が生き残る手段の一つとして、従来以上に環境負荷低減に配慮した豚革製造を普及させることが必要である。
  センターでは、脱毛工程における水の使用量を大幅に削減した方法を開発したが、次工程の脱灰・ベーチングにおける検討は不十分である。本研究では、準備工程全体における水使用量の削減や省資源化を具体的に検証しつつ、従来と同等又はそれ以上の品質を有する豚革を製造し、普及に努めることを目的とする。
内容 令和7, 8年度:準備工程のうち、脱灰・ベーチングに焦点を当て、水の使用量を削減する方法を確立する。併せて、削減による環境負荷低減効果を検証する。 確立した処方を基に、業界ニーズに即した各種の革を製造する。
令和9年度:試験製造した豚革を用いて二次製品を試作し、成果の普及とPRに努める。
効果 ・革製造における水の使用量を削減することで経費が削減できる。
・排水汚濁負荷を低減することで、排水処理費用の削減につながる。
・業界ニーズに即した各種の革を製造し製品試作を行うことで、個々の企業の特色ある革に環境性能をプラスした高付加価値製品の開発が期待できる。